こんにちは(^O^) 袋井市は午前中は曇っていましたが、午後からは予報通りの雨が降ってきています。
自分が柳屋クリーニング店の店主になった経緯をブログでつづろうと思いましたがその前に、今回は、借りてきた洗濯物を見て洗う前に父親が自分に教えてくれた繊維について書こうと思います。
これはその品物の一部なんですが…
これはお客様から借りてきたコートの写真ですが、ボタン左側部分がブクブクなっているのがわかりますよね?これはコートの内側に使われてるポリウレタンが劣化してきている為、ブクブクしているそうです。さらにこのコートには襟や袖の部分にベタつきもありました。このままクリーニングをすると、コートの中で使用されているポリウレタンが劣化しさらにブクブクっとなったりベタつきがひどくなる可能性があるとの事で、このコートはお客様に事情を説明した所、クリーニングはしない事になりました。
ではそもそもポリウレタンって?
ポリウレタンは、1940年頃ドイツで開発された、5~10倍の伸縮性を持つゴムのような繊維。
特徴は
- ゴムのような伸縮性がある
- 天然ゴムと異なり、染色性がある
- 温度や湿度の急激な変化に強い
- 塩素や光、カビなどにより脆化(ぜいか)することがある
メリットの多いポリウレタンですが、実は致命的な弱点があり、衣類に使われるポリウレタンは製造されてから通常2年から3年で寿命(あくまで目安らしいですが…)みたいです。
ということらしいです。
自分自身も今、父親から色々教わっています。クリーニングという皆様の衣類を扱う仕事なので、技術はもちろんですが繊維の知識、様々な経験も必要です。もう50年近くクリーニングに携わっている父親でさえ、失敗は今でもあります…。なので、様々な洋服を見て、自分で判断を下し、どのように取り扱っていけるか?衣類も常に変化し、新しいものがでていますので、同じものではない限りこの先もずーと勉強ですね!父親といういいお手本がそばにいてくれますので、腕のいい職人目指して頑張りたいと思います(^o^)丿