もうすぐ梅雨明けしそうな感じですね…。静岡県袋井市も雨の日が多く、最近、ようやく晴れ間もチラホラ出るようになりました。現在は、雨も上がり曇りです☁
先日、うちが依頼している材料屋さんからチラシをもらい、そこに書かれていたのは “ドライクリーニングの本当を伝えてみませんか?” でした。これは新型コロナが広がっても休業しなくてよかったクリーニング業界ですが、現在、働き方も変わり、いわゆるテレワークが増え、ワイシャツやスーツが減っている状況です。今後の商売が不安という所で原点に戻って考えた結果、「クリーニングの価値って何?」と考え、「油などの化学溶剤で洗う技術を持っていること」と思ったそうです。油で洗う事、つまりドライクリーニングですね。このチラシでは油洗い(皮脂汚れがとれる、型崩れしにくい)というものでした。
ちょうど先日、シリコーンドライ機のメンテナンスを行ったので、今回ふとこのチラシの事を思い出しブログにつづろうと思いました。しかも、当店は全国でも数少ない “サンヨーシリコーンドライ機” をまだ現役で使用しています。シリコーンドライ機は普通のドライ機と何が違うの?という事はメンテナンス第一弾の時につづりましたがあらためて
シリコーンドライクリーニングシルクのようにスベスベと… そんな新品の服のような感覚が楽しめるのがシリコーンドライクリーニングです。ドライ溶剤主成分が毎日お使いの化粧水と同じですので、お肌にも優しく独特な臭いもせず、環境にも配慮されたドライ溶剤です。
ただし、当店はワイシャツやスーツが中心のビジネスモデルではありません(笑) 今後の商売という事で言えば、コロナの事があり先が見えないという状況なのは間違いありません。そこで、クリーニング店としてクリーニング店にしかできないドライクリーニングというのを前面に出していくのは確かにありかなと自分も思いました。そういった面では “シリコーンドライ機” がある当店としてはそれを売りにしていくのもありかもしれません…。ただ、僕は、クリーニングに携わってまだ1年半なので見方が素人目線と言われればそれまでかもしれませんが、ドライ洗いを前面に押し出そうとは思いませんでした。自分としては個人事業主になってからずーと考えていたのですが、柳屋クリーニング店が袋井市浅名で創業100年続いてきたのには「個人店ならではの手をかけている所が柳屋クリーニング店の特徴」であるとみています。それは、ホームページの前半で出てきますが、まずは洗濯物をどのように洗うか?水であらうのかドライで洗うのか?仕分けをします。シミがついていればシミを取ってから水洗機やドライ機にいれて洗います。さらに水洗機で洗う際にも、この
ササラと言われる竹のブラシで汚れやシミがついていると思われる部分をこすっています。こうした機械だけでなく手を加えていることで、汚れ、シミもきれいに落とせます。もちろん手を加えても取れないシミや汚れもあります(>_<) ただ、実際、シミ、汚れに関して言えば目に見えないものもあります。クリーニングに携わる者として、こういう言い方はよくないのかもしれませんが、手を加えても目に見えない汚れやシミが残っている可能性があります。もちろん、機械だけで済ましても同じです。そこまでの過程は関係なく、お客様にはクリーニング代としてお金をもらっています。クリーニングに関わり、個人事業主になるまであまり今まで気にしていませんでしたが、近隣店舗で言えば、ここまで手を加えているクリーニング店はないのが現状ではないかと思います。水洗機やドライ機もかなり発達している時代ですし…。あくまで僕個人の想像で、他店を批判しているわけではありませんのであしからず…(^_^;) 僕としては、個人店ならではの機械だけに頼らず手を加えてクリーニングをしている当店を軽くアピールですね(笑) 衣類の生地が傷まないようにササラでこすり、汚れ、シミをできる限りきれいにする。そんな手間暇かかる作業を父親はもくもくとこなしています。やはり、手間暇かければかけただけはあると思っています。なので、僕が柳屋クリーニング店を続けていく上で、こういった所は本当に見習わなければいけない所だなーといつも思います。しかし、当店はこういった形でクリーニングしていますというのは、中で見ていればわかりますがお客様には伝える事ができません。さらに、そのクリーニング店の良さはお客様が判断するものです。だから、その伝え方として、柳屋クリーニング店はこういった形でお客様の衣類をクリーニングさせてもらってますというのを伝えるために僕が選択した1つが動画のホームページです。現在の柳屋クリーニング店の従業員は、クリーニングを依頼してくれたお客様の為に、1人1人しっかりした仕事をしてくれます。もちろん、それ以前に勤めてくれていた人たちも、丁寧な仕事を続けてきてくれたからこそ柳屋クリーニング店は続けてこれた!僕が店主としてやることは、利用してくれる人がいる限り、お店を続けていく事です。様々な世代の近隣地域の皆様に “柳屋クリーニング店” の良さというものが伝わり、クリーニングに必要な時はもちろんですが、ちょっとした時に大事な衣類をきれいに着るという気持ちになり、様々な時に利用してくれる人が増えればありがたい話ですね(≧▽≦)